雑音抑制と指向性について
            難聴になると 雑音のあるところでの 聞き取りが特に難しくなります。
            雑音抑制と指向性の機能で 会話の聞き取りがしやすくなるのと同時に
            補聴器が うるさくなくなります。

   雑音抑制機能には  
              連続的な雑音の抑制
              会話音強調機能                   
                 ※雑音と会話音は音のパターンが違うので それを見分けます。
              突発音抑制機能  
                 ※急に大きな音がすると 瞬時に音をさげます。
                  突発音抑制機能のない補聴器も多いですが この機能があると
                  かなり 静かになります。
   これらの機能を チャンネルごとに動作することで 多チャンネルになるほど 雑音だけが抑制できます。    


   補聴器を指向性にすることでも 雑音を抑制します。
 指向性の補聴器には マイクが2つあります。
                   前からの音は 前方のマイクに 後方のマイクより 一瞬早くとどきます。 
                   横からの音は 前後のマイクに 同時に届きます。   
      指向性マイクはこの時間差で 前からの会話音は強調し 横や後ろからの音は抑制することで
       正面の声が聞き取りやすくなります。
          ※補聴器の装用者は 話し手の方向を向けば 会話が聞き取りやすくなります。
      更に高性能な補聴器は前後のマイクで会話音がどの方向からか検出し その方向の音を強調したり
        雑音の方向も特定して または車の走行音など動く騒音は追跡して特定して 
        雑音を抑制する器種もあります。
          ※横から話かけられても 聞き取りやすく 様々な雑音が更に静かになります。
         
           運転中に 話している人の方向に顔を向けなくても 会話の聞こえる方向の会話音を強調し 
          それ以外の方向の音を下げます。 走行中の車のエンジン音の中で 斜め後ろから話かけられても 
          快適に聞き取りやすいです。
        最新の補聴器は 両耳装用した時に 左右の補聴器が 相互に通信し合い
         左右、前後 4つのマイクの音から より正確に 音声と雑音を検出します。
         少しうるさいところでも かなり会話が 聞き取り易くなっています。        




     
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